夜中に突然泣き叫び、意味不明の言葉「あばばば。ぶぶぶー」と言って手を振り回し、部屋から出て行こうとする。
夢を見ているのかと思って「大丈夫、夢だよー。夢だよー」と言って手を広げて"おいで"と待っていると、こっちを見るものの何かに怯えていて、来ようとするが結局来ない。
10分くらい泣き叫びながら走り回る発狂状態が続くので、このまま狂ってしまうのか?と恐怖にかられる。
夜泣きという感じとは少し違う気もして、ネットで調べてみると「夜驚症(やきょうしょう)」にたどりついた。
まさに症状がそっくりなのである。
夜驚症は成長過程において見られる症状で病気ではないそうだ。
病気ではないので治療ということもなく、自然に治っていくようで、心配するなと書いてある。
いやいや心配するなって無理な話で、その発作(?)が起きてる最中は本当に途方に暮れる。
月に2~3度のペースで起きていて、本人はその時のことを覚えていないというのも特徴だそうだ。
あえて、保育園に行くときに歩きながら聞いてみた。
私「昨日の夜、泣いて大きな声出したの覚えてる?」
王子(仮称:4才)「?覚えてない」
私「何か怖い夢見たの?」
王子「あ、わかった。あれでしょ?足が一本あったやつでしょ?」
?????
王子「足だけあったのママも見たでしょ?」
私「足だけ?胴体は?」
王子「なかった」
ぞおおおおおおっとしましたよ。奥さん。
夜驚症だと思ってたのに、見てはいけないものが見えていたってことでしょうか???
それとも夜驚症は起きていて、覚えてないから夢で見たおばけ(?)のことを言っているのでしょうか?
思い起こせば、小さいころに玄関にいるおじさん(私には見えない)とお話ししたりしていたし、おじさんがいるから玄関に行くのがイヤだと言った時もあった。
でも、悪い感じじゃなかったから勝手に「玄関にる"いい"おじさん」と位置づけたり、見えることはちょっと怖かったけどいずれ見えなくなるんだろうな、なんて思っていた。
でも足一本に怯えて泣いていたという話はどう解釈するか?
そりゃあ足一本出てきたら私だって恐怖でパニックになるだろう。
パパにその話をしたら「変なところ受け継いじゃったなぁ」と一言。
どうやらパパも子供の頃、見える人だったらしい。
盛り塩するしかない。と一気にお祓い系の話になってしまった。。。
その日の帰りにちょうど保育園で先生と話せるタイミングになったので、先生に夜驚症のことを相談してみた。
すると、同時期に他のママさんも何人か同じ相談をしてきたようで、「ちょうどそういう時期なのかもしれませんねー」という回答。
ちょっと迷ったけど、さらに踏み込んで「夜驚症と関係あるかどうかわからないんですけど、見ちゃいけないものが見えてることがあるみたいなんですけど・・・」と言ってみた。
先生は困った顔で「そっちはよくわからないですけど、それも様子を見た方がいいですね・・・」と言われた。
はぁ、前途多難である。
次の夜驚症の時に『見えてるのか?ただの夜驚症か?』を見極めるのもしんどい。
そして、この症状はいつ治るのかもわからない。
長く付き合うことになるかもしれないので、夜驚症の記録は取っておこうと思うのであった。
・日時
・症状が出てる分数
・考えられる日中の原因
くらいかな。
また、夜驚症のきっかけを撲滅すべく、見せるテレビや絵本は制限しようと思うのであった。
幽霊の番組はもっての他だけど、刺激的な内容の番組やニュース、絵本でも怖い挿絵の絵本や内容は極力避ける。
どこまでできるかわからないけど。
いつか「そういえば、最近夜驚症おきてないね」の状態になるまで。
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父の日を意識してから、パパに何をあげようかいろいろ考えた。
肩たたき券とかは自分で作れるようになってから、がいいかなぁ?とか。
お金で買えるものじゃない方が身の丈に合っているし、やっぱり王道の似顔絵かなぁ?とか。
そんなにじっくり考えたわけじゃないけど、どんどん時間も過ぎるし。
子供の意見も聞いてみようと王子に直接相談した。
私「今度、父の日があるんだ」
王子「ちちのひってなあに?」
私「(そこからかい!!)父の日ってパパに日頃の感謝を伝える日なんだよ」
王子「ケーキ食べるの?」
私「それはお誕生日でしょ。パパが喜ぶことを王子がしてあげるといいんだけど、パパの似顔絵描くってどうお?」
王子「うん!描く!」
私「じゃあ、パパに内緒で用意するから、パパが遅く帰ってくる日に絵を描こうね。ちなみに"内緒"ってわかる?」
王子「あ、だれにもいわないってことでしょ?」
私「そうそう。内緒がわかるかー。じゃ、そういうことで、パパが遅い日にやろうね!」
そして、父の日カウントダウンが始まったのでした。
絵を描くには、時間を作らなきゃいけないが、夕飯を食べてお風呂に入ると20時は過ぎる。
21時は寝る時間なので、お風呂を出てから寝るまでの時間を確保しなきゃならない。
それなのに、ご飯はだらだら食べるわ、お風呂に入ればそりゃ遊ぶ。
私「パパの絵描くんでしょ。早く洗っちゃおう」
王子「あ、そうだった」
ごしごし、ざー。
私「さ、じゃ出ようか」
王子「うん!・・・・あれ、パパの音がする」
こういう時に限ってパパが帰ってきてたりする。
王子(大きな声で)「パパー!なんで帰ってきてるのー?」
ああ・・・。こんなこと言われたらパパショックだろうなぁ。
パパを喜ばせようとしてるのに、その道のりの中でパパに打撃を与えてるわ。
私(小さい声で)「また今度、パパが遅い日に似顔絵描こうね」
そんなことがあって、先行きいや~な予感がしたけどまんまと予感は当たってしまった。
父の日前日の夜まで、似顔絵を描くタイミングを毎日逸してしまった。
パパが割と早く帰ってくるだけではなく、王子のダラダラで時間が確保できない、私が残業などなど。
とうとう前日。
でも救いは土曜日だったこと。
そして、なんとパパは疲れて20時半過ぎにはうとうと。チャンス到来!である。
ただの画用紙、二つ折り。
私「パパにあげる絵、描こう」
王子「描く~」
文字は私が描いた。王子は電車とパパを描いたそうな。
・・・そしたら、1枚じゃすまなかった。
王子「『いつもチョコかってくれてありがとう』って書いて」
私「わかった」(パパはいつもチョコ買ってんのか!?)
王子「あ、パパのかおチョコみたいになっちゃった。しっぱい。」
そういうと裏面にも描きだした。
そして3枚目もあきたらず、最後にはメッセージを書きだした!!
王子「ママ。ここに「ぶ」って書いて」
そういって書き上げたのは、王子の心の叫びだった。
「てぶくろどこ パパどこ」
なんじゃこれは~!?
王子「パパがかぶとむしのね、おせわするときに、おうじのてぶくろどこ?ってきいてるのにさがしてくれないの」
ああ、そういうことか。
王子が冬用の毛糸の手袋を出してきたから「土いじりに毛糸の手袋使っちゃダメ」と私が言ったんだった。
でも、王子は歯抜けでもメッセージが書けるようになっていたのか。
そして初めてのメッセージをパパに贈るなんて(内容は文句だけど)パパ、うらやましい。。。
私がこんなの欲しかったよ・・・。
と思ったのであった。
翌日、パパに渡した時の喜びようは言うまでもありません。
もうちょっと余裕があったら、ハートに切った用紙にするとか、色紙を使うとか工夫もできたけど、今年はこれで勘弁。
王子、上出来!
私、頑張った!
出だしが遅れて今年は断念したけど、来年はこれもいいかも!の覚書
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